第8回八王子Short Film映画祭 fin【上映会②】

Sano
2020-12-31
もうすぐ2020年が終わる。
今年はウイルスによる影響で、
チームでの制作物は八王子映画祭に出展した
「アニマルプレイパーク」のみとなったが、
とても色濃い一年だったと思う。
八王子映画祭は、制作費の一部と
日本閣敷地内をロケ地として提供してもらえるし、
映画祭では、多くの人に作品を観てもらえる。
これだけで十分大きな成果である!
と考えていた筆者だったが、
映画祭当日が近づくにつれ、
受賞を期待する思いが大きく膨らんでいった。
その思いによって冷静さを失った心は、
舞い上がった行動を招き、
さらには監督の繊細なハートを
悪戯にもてあそんでしまった事を
ひそかに反省している。。ごめりん。
上映プログラムの合間にとられた休憩では、
監督の柔らかな横腹を両手で掴み、
上下にはげしく揺さぶりながら、
受賞をあおった。
上映後の授賞式では、
舞台にあがる監督を撮影しようと
スマホカメラのRECボタンを押しては、
監督の登場を待った。
残すはグランプリとなった段階では、
LINEのメッセージで
受賞をあおりにあおった。。
しかし、呼ばれることはなかった。。
しばらく呆然と舞台を見つめていた事を覚えている。
動揺と後悔でヒザが笑い出したりもした。
少しほろ苦い思い出にもなった
八王子映画祭だったが、
振り返って思い出すのは、
素敵な出会いと刺激的な経験ばかりだ。
素晴らしいキャスト、
素晴らしいスタッフ、
応援してくれた視聴者、
作品をつくりあげることができたのは、
多くの人のサポートがあったからだ。
また来年もこんな素晴らしい作品づくりがしたい。